社会人サークル研究所 / 選び方・交流・イベント

植物とワインボトルが並ぶ、木のテーブルが続くレストランの店内

社会人サークルは大人数と少人数、どっちがいい?人数で変わる交流のかたち

大人数と少人数では、参加者の数が違うだけでなく、交流の仕方そのものが変わります。

社会人サークルを探していると、数人で集まる小さなイベントから、20人、30人、それ以上が参加する大きなイベントまで、さまざまな規模のものがあります。

参加するなら、人がたくさんいるイベントの方がいいのでしょうか。

それとも、少人数の方が仲良くなりやすいのでしょうか。

私自身、これまでさまざまな規模のイベントを運営したり、参加したりしてきました。

その経験から感じているのは、大人数と少人数では、単に参加者の数が違うだけではなく、交流の仕方そのものが変わるということです。

どちらが優れているというより、

広くいろいろな人と出会いたいのか。

少ない人と深く関わりたいのか。

自分が求めているものによって、ちょうどいい人数は変わってくると思います。

大人数のイベントは、いろいろな人の間を渡り歩ける

大人数のイベントに参加すると、当然ながら出会える人の数は増えます。

私自身、大人数のイベントでは、

「この人と話してみたいな」

「次はあっちの人とも話してみよう」

と、いろいろなところを転々としながら交流することがあります。

一人とずっと話すというより、いくつかの会話に参加して、その中から気になる人を見つけていく。

そんな楽しみ方がしやすいのが大人数のイベントです。

自分とはまったく違う仕事をしている人や、普段の生活では接点がなさそうな人と偶然話すこともあります。

誰が来るのか分からないからこそ、出会いの幅が広いのは大人数の魅力だと思います。

人数が増えると「一つの場」ではなくなっていく

一方で、人数が増えるほど全員で同じ時間を共有することは難しくなります。

20人、30人と集まれば、自然といくつかのグループができます。

こちらでは仕事の話。

向こうでは趣味の話。

別のところでは初対面同士で盛り上がっている。

同じイベントに参加していても、それぞれの場所で別々の会話が進んでいきます。

これは大人数イベントの面白さでもあります。

ただ、一度グループができると、意外とグループ間の移動は起こりにくいものです。

結果として、

同じイベントに参加していたのに、一度も話さなかった人がたくさんいる

ということも珍しくありません。

主催している私自身にもあります。

イベントが終わってから人づてに参加者の話を聞いて、

「そんな面白そうな人が来ていたんだ。もっと話してみたかったな」

と思うことがあります。

人数が多ければ出会える可能性は増える。

でも、参加者全員と出会えるわけではない。

ここは、大人数イベントの面白いところでもあり、難しいところでもあります。

少人数では、一人ひとりとの会話が深くなる

少人数のイベントは、大人数とはかなり雰囲気が変わります。

参加者が少ないので、一人の人と話す時間が自然と長くなります。

仕事の話から趣味の話になり、そこから最近考えていることの話になる。

そんなふうに、一つの会話をゆっくり掘り下げることができます。

結果として、一度のイベントでも相手のことを知りやすく、親密になりやすいと感じます。

前の記事でも書いたように、社会人サークルでの出会いがその後の友人関係につながることがあります。

そういう意味でも、少人数には人間関係を深めやすい良さがあります。

ただし、当然ながら出会える人数は少なくなります。

大人数のように「今日はどんな人がいるんだろう」と会場を回るような楽しみ方とは少し違います。

広さではなく、深さ。

これが少人数イベントの特徴だと思っています。

個人的には「10人くらい」が面白い

私が参加者としてイベントへ行くなら、個人的には10人くらいの規模が好きです。

理由は、全体としてのまとまりを保ちながら、会話にも変化をつけられるからです。

10人くらいなら、全員で同じ話題について話すこともできます。

そこから自然に3〜4人に分かれて、それぞれ違う話をすることもできます。

そして、しばらくしたら別の人と話す。

このくらいの人数だと、小さなグループができても固定されすぎず、全体としてはまだ一つの場という感覚があります。

人数がもっと増えてくると、それぞれのグループが独立していきます。

だから私にとって10人前後は、

一体感と交流の自由さの両方が残っている人数

なのだと思います。

もちろん、これは絶対的な正解ではありません。

イベントの内容や会場、参加する人によっても変わります。

あくまで、いろいろな規模のイベントを経験してきた中での、私自身の感覚です。

大人数では、孤立する人も出やすい

少し意外かもしれませんが、人数が多ければ多いほど、誰でも話し相手を見つけやすくなるとは限りません。

むしろ大人数だからこそ、孤立してしまう人もいます。

すでにいくつかのグループができていると、

「どこに入ればいいんだろう」

と感じてしまうことがあります。

少人数なら、そこにいるだけで自然と会話に参加することになる。

でも大人数では、自分からどこかへ入っていかなければ、そのまま一人になってしまうこともあります。

これは以前書いた「自発性」の話にもつながります。

大人数イベントは出会いの選択肢が多い反面、その中から自分で交流をつくる必要性も少し高くなるのだと思います。

主催者は、どこまで助けるべきなのか

孤立している参加者がいたとき、主催者が積極的に輪へ入れてあげた方がいい。

そう考える人もいると思います。

私自身も、以前はそうしていました。

一人でいる人がいたら自分から話しかけて、できるだけその人が楽しめるようにする。

ただ、イベントを長く運営する中で、私はこの考え方を変えました。

現在は、一人の参加者をずっとサポートするような立ち回りはしないと決めています。

以前そうしていたとき、主催者である私だけが「話を聞いてくれる人」になってしまい、結果として私に強く頼るようになってしまうケースが何度かあったからです。

もちろん、参加者への目配りや気配りをしないという意味ではありません。

主催者として、みんなが楽しめる場をつくることは大切です。

ただ、特定の一人に付き添って、その人の人間関係までつくることはしない。

参加者同士の交流は、最終的にはそれぞれがつくっていくものだと考えています。

大人数には「予想できない盛り上がり」がある

ここまで書くと、少人数の方がいいように見えるかもしれません。

でも、大人数には大人数にしかない面白さがあります。

その一つが、主催者にも予想できないことが起こることです。

人数が増えれば、それだけ参加者の個性も増えます。

例えば、参加者がお酒などを差し入れてくれて、それをきっかけに予想以上に場が盛り上がったこともあります。

企画として最初から用意していたわけではないのに、参加者の誰かがきっかけをつくり、そこから場の雰囲気が変わっていく。

イベントを主催していても、すべてをこちらでコントロールできるわけではありません。

むしろ人数が増えるほど、参加者自身がイベントを動かしていく瞬間が生まれます。

これは、小さくまとまったイベントとはまた違う、大人数ならではの面白さだと思っています。

大人数は「広さ」、少人数は「深さ」

結局、大人数と少人数のどちらがいいのでしょうか。

私自身は、どちらか一方が優れているとは思っていません。

大人数なら、いろいろな人の間を渡り歩きながら、自分が話してみたい人を探せる。

想定していなかった人や出来事によって、イベントそのものが大きく盛り上がることもあります。

少人数なら、一人ひとりと話す時間が長くなり、より親密な交流ができます。

そして10人くらいなら、その中間として全体のまとまりと会話の広がりを両立しやすい。

言葉にするなら、

大人数は、交流の「広さ」。

少人数は、交流の「深さ」。

社会人サークルを選ぶとき、「参加者が多いから良さそう」「少人数だから安心できそう」と人数だけで判断する必要はないと思います。

その日、自分はどんな時間を過ごしたいのか。

いろいろな人と出会ってみたいのか。

それとも、少ない人とゆっくり話してみたいのか。

参加人数を見るときに、そんな視点を一つ持っておくと、自分に合ったイベントを選びやすくなるのではないでしょうか。

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